最近、気温が下がり、だいぶ寒くなってきましたね。 これから、ますます寒くなりますので、皆様お体に気を付けて下さい。
今回は、寒くなると多くなる動物たちの病気について、お話させて頂きます。
まず、一番多い病気は、おしっこ関係の病気です。 寒くなりますと、動物たちも動きが減ったり、散歩が減ったりなどで喉が渇かなくなり、お水の飲む量が減ります。 そうしますと、おしっこの回数も減って、膀胱炎や膀胱結石といった病気になりやすくなります。
症状としては、
1. おしっこの回数が増える
2. おしっこが匂う
3. 赤いおしっこがでる
4. おしっこしたくてもでない、トイレにこもっている
5. おしっこの時痛がる
などです。
このような症状がでましたら、まずご連絡下さい。 尿検査などから病気を早期に発見することで治る病気が多いのです。
予防法としては、お水を飲んで、おしっこをどんどん出してあげる事です。
人間であれば、意識して飲むことができますが、動物たちに飲ませるのは大変ですよね?
方法としては、
1. 適度な運動を心掛ける
2. お食事をお湯でふやかしてあげる
3. お肉のゆで汁など好きなスープをあげる (だだし、塩分に気を付けましょう!)
4. 室内でもトイレをできるようにする
5. 様々な場所でお水を飲めるようにする
などです。
もう一つ重要な予防法としては、寒くなる前に≪おしっこ検査≫をしてあげる事です。
おしっこ検査をすることで、未然に病気を予防できる場合があります。
特に、オスのネコちゃんには、強くお勧めします。
最後に、オスのネコちゃんの尿路閉塞のお話をさせて頂きます。 この病気は、オスのネコちゃんの長い尿道(おしっこの通り道)に結石などがつまって、おしっこが出したくても出なくなる病気です。
おしっこが出ないとすぐに腎臓に負担がかかり、重症になることが多いです。オスのネコちゃんのおしっこが出なくなったら、すぐにご連絡下さい。
最近、とっても効果が出たお薬を入手しました。
担当 : 鈴木獣医師